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スタッフブログ:大山

雪のような白い物体が木に

自然紹介 / 2018.08.22


[イボタロウムシの巣]

大山寺の散策道で、白い綿のようなものに包まれた細い木を見つけました。
一部を少しはがしてみるとふわふわした蝋のような感触。
これはイボタロウムシのオスの巣でした。


[イボタロウムシ]

イボタロウムシはカイガラムシの仲間で、オスもメスも植物に取り付いたままほぼ移動せずに暮らす昆虫です。
オスは集団で蝋物質を分泌し、その中で樹液を吸って生活します。
この白い蝋物質は、白蝋と呼ばれる高級ろうそくに加工されます。
昔はこの蝋をとるために寄生するイボタの木を植えて養殖もしていたとか。
イボタロウムシは「疣太郎虫」ではなく、イボタの木(この場合はミヤマイボタ)につく蝋の虫という意味なのですね。
イボタロウムシが取り付いてもあまり木には影響がないそうです。
寒くなると雪が枝についているように見えるかもしれません。