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妙高戸隠連山国立公園

写真:妙高山といもり池
[妙高山といもり池]

地図

平成27年3月27日に妙高戸隠連山国立公園が誕生した。従来上信越国立公園の区域に含まれていた妙高・戸隠地域が分離独立したものである。

新たに指定した理由は、上信越高原国立公園とは風景形式が異なることや、利用に関しても東部地域とは別個であることなどが挙げられている。

公園区域の面積は39,772haで、我が国の国立公園としては中位の広さである。しかし、この広さの中に、飯縄山、黒姫山、妙高山などの火山や、戸隠、雨飾山などの非火山が多数存在する。このうち、焼山は現在も活動している火山である。

さらに、山岳の裾野に広がる高原や湖沼もあって、多様な景観が展開している。このような理由から、公園のテーマとして「火山・非火山の結集地~大地の営みが奏でる山と湖のハーモニー」を掲げている。そのほか、野尻湖などの湖沼景観とともに、ナウマンゾウの化石が出土することでも知られる。

植生

写真:戸隠のそば
[戸隠のそば]

この地域は、太平洋と日本海の両気候帯の境界にあり、また、地域の高度差も大きいため、植生は多様である。上部には、広くはないがハイマツ帯や雪田植生もあり、亜高山帯の針葉樹林を経て、下部にはブナ等の落葉広葉樹林が広がっている。また、火打山の懐には、天狗の庭と呼ばれる広い湿原もあり、ハクサンコザクラの大群落など、植物の種類も多い。湿原は他に高谷池湿原もあり、やはりハクサンコザクラなどが見られる。

この地域に固有の植物としては、トガクシショウマやミョウコウトリカブトを挙げることができる。

動物相

写真:野尻湖と黒姫山・妙高山
[野尻湖と黒姫山・妙高山]

公園区域内には、ニホンカモシカやツキノワグマなどの大型ほ乳類を始め、多様な動物相が見られる。鳥類の種類も多く、イヌワシやクマタカが生息するほか、頸城山系に生息するライチョウは、国内で最も北に分布する個体群として重要なものである。

利用状況

公園利用では、小谷温泉が集団施設地区に指定されている。また、妙高地域では笹ヶ峰やいもり池など、戸隠地域では戸隠神社等が利用拠点となっている。各拠点とも、冬期にはスキー利用が盛んである。

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