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能登半島/越前加賀海岸/若狭湾/八ヶ岳中信高原

能登半島国定公園

写真:曽々木海岸
[曽々木海岸]

公園最南部の白砂青松の千里浜(ちりはま)などを除き、多くが日本海に面する外浦は、荒波を受けて浸食が進み、能登金剛、曽々木海岸などに100mを超える断崖が見られる。

一方、富山湾に面する内浦はリアス海岸が発達し、風が陸地でさえぎられるため波も穏やかで、特に七尾湾は静かである。一般的には春から秋までがシーズンだが、冬の荒れた日、重く垂れ込める雲の下に怒濤が逆巻く日本海は、夏とは異なる激しさをもって人の心に強く迫る。岩に砕けて泡立った海水が飛び散る「波の華」や、滝の水が強風で上に吹き上げられるのが見られるのは、こんな日である。また、輪島市北方の舳倉(へぐら)島は、日本海を渡る鳥たちの中継地である。

越前加賀海岸国定公園

写真:海岸に自生するスイセン
[海岸に自生するスイセン]

石川県西部の尼御前(あまごぜん)岬から福井県敦賀市にかけての海岸と柴山潟、北潟湖、中池見湿地を区域とする。東尋坊(とうじんぼう)と越前岬は、この公園を代表する景勝地である。

東尋坊は高さ30mほどの安山岩の断崖で、柱状節理(ちゅうじょうせつり)が連続し、日本海に向かって突き出している。また、越前岬周辺の海岸は段丘が発達し、海中には岩礁や小島が多い。スイセンの自生地でもある。

植生は広い範囲に2次林があるが、県境の石川側の塩屋鹿島明神社叢と東尋坊北方の雄島大湊神社社叢などにシイ、タブノキ、その他の照葉樹林が残る。動物では、加賀市片野(かたの)の鴨池にマガンとヒシクイが多数のカモ類とともに渡来する。

海岸沿いに道路があるため、移動は便利である。また、公園近傍には片山津、芦原(あわら)の温泉地がある。

関連リンク

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若狭湾国定公園

写真:世久見湾に浮かぶ烏辺島
[世久見湾に浮かぶ烏辺島]

福井県敦賀半島から京都府由良川河口まで、若狭湾を中心とする海岸の公園である。複雑な海岸線を持つリアス海岸で、半島の突端には海食崖が発達する。内外海(うちとみ)半島の蘇洞門(そとも)は奇岩や洞門が多く、内浦湾の音海(おとみ)の断崖はとともにスケールの大きな景観が展開する。一方、内湾には敦賀市の気比(けひ)の松原や由良川右岸の神崎海岸など、白砂青松の砂浜が多い。三方(みかた)五湖は溺れ谷が潟湖となった汽水湖で、五湖を見下ろせる梅丈(ばいじょう)岳からの展望がすぐれている。公園内の植生は海岸のクロマツ林や丘陵のアカマツ林が代表的であるが、小浜湾の蒼島(あおしま)には照葉樹林が残る。沖合の冠島はオオミズナギドリの、沓(くつ)島はウミネコの繁殖地である。

なお、平成19年8月に区域の一部を丹後天橋立大江山国定公園に移した。

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八ヶ岳中信高原国定公園

写真:八ヶ岳・阿弥陀岳
[八ヶ岳・阿弥陀岳]

八ヶ岳といえば、山岳の魅力とともにさわやかな高原のイメージが浮かぶ。最高峰の赤岳は標高2,899mで、高さこそ南北アルプスに及ばないものの、アルペン的な山容や高山植物の豊かさで、ひけは取らない。

また、火山特有の広い裾野は、蓼科(たてしな)山(2,530m)から西方に続く標高1,600~2,000mの霧ヶ峰(1,925m)や美(うつくし)ヶ原の高原とともに、アルプスには少ない牧歌的雰囲気に満ちている。ここにはレンゲツツジ、ニッコウキスゲ、マツムシソウなど多くの花が季節を違えて群れ咲く草原があり、牧場があり、高層湿原の八島(やしま)ヶ原もある。湖沼、峠、温泉と、ほかにも楽しめる要素の多い公園である。


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