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天竜奥三河/揖斐関ヶ原養老/飛騨木曽川/愛知高原

天竜奥三河国定公園

写真:天竜峡
[天竜峡]

長野県南部から静岡県北部にまたがる天竜川中流域と、茶臼山(1,415m)と鳳来寺(ほうらいじ)山(695m)などを含む。風光にすぐれ、舟下りで知られる天竜峡をはじめ、豊川水系の乳岩(ちいわ)峡、鳳来峡などがある。いずれも急斜面の山肌を縫って屈曲しながら流下する水が、岩を刻んでつくった峡谷である。南部には7段に落ちる「阿寺(あてら)の七滝」がある。

茶臼山は愛知県の最高峰で長野との県境にあり、山頂からの展望がよい。高原道路が山頂まで通じている。

鳳来寺山はうっそうとした自然林に包まれ、大宝3年(703)創建と伝えられる名刹鳳来寺がある。一般に交通の便にやや難があるが、それだけに奥深い自然を楽しめる。

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揖斐関ヶ原養老国定公園

写真:揖斐峡
[揖斐峡]

西に向かう東海道新幹線が岐阜羽島を過ぎると、前方に急に山が迫ってきて、列車はその間の低地を縫うように近江盆地に向かう。この公園は、濃尾(のうび)平野の西を限るこの地域、つまり伊吹山地東部と養老山地の山岳、丘陵や渓谷と、関ヶ原古戦場や不破(ふわ)の関跡などの史跡を加えたものである。

北部は揖斐川上流域にあたり、飯盛(いいもり)山、妙法ヶ岳など標高700~1,000mの山地で、谷は深く、揖斐峡などの景勝がある。稜線にホンシャクナゲが多い。南部の養老山地は東斜面が急で西側はゆるやかであり、孝子伝説で知られる養老の滝や養老神社がある。ほかに区域内には谷汲山華厳(たにぐみけごん)寺、願成寺(がんじょうじ)古墳群などの史跡も多い。

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飛騨木曽川国定公園

写真:中山七里
[中山七里]

岐阜県下呂(げろ)温泉から木曽川に合流するまでの飛騨川と、深沢峡から飛騨川合流点を経て愛知県犬山市までの木曽川中流域、それに入鹿(いるか)池を含む、渓谷美を中心とする河川公園である。

飛騨川は北アルプス乗鞍岳南部に発する急流で、公園区域内には高さ150mに達する屏風岩を持つ中山七里、甌穴(おうけつ)群で知られる飛水(ひすい)峡、藤倉峡などの峡谷がある。

木曽川は蘇水(そすい)峡などの景勝が多い。特に美濃太田から犬山に至る「日本ライン」は、断崖や奇岩の間を激流に乗って下る舟下りで知られる。支流の可児(かに)川には巨大な花崗岩の岩塊が谷を埋める鬼岩が、荒川には五宝平(ごほうだいら)峡がある。区域南端の犬山には犬山城やモンキーセンターがあり、この地方の一大行楽地である。

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愛知高原国定公園

写真:香嵐渓
[香嵐渓]

東海自然歩道沿線を主軸として、愛知県北部の山地、高原や河川の景勝地を集めた公園である。中京圏の外周を囲むように配置された国定公園群のうち、天竜奥三河と飛騨木曽川をつなぐ位置にある。

山地は最高部で1,000mを少し超える程度で、上部に高原状の平坦な面を持っているところが多い。しかし、谷は一般に深く、矢作(やはぎ)川上流部の香嵐渓(こうらんけい)や神越(かみこし)渓谷、豊川支流の寒狭(かんさ)川などの渓谷をつくっている。

香嵐渓は支流の巴川にあり、背後の飯森山にカエデの群生があって紅葉の名所である。植生では段戸(だんど)裏谷にはモミ、ツガ、ブナなどの自然林がまとまってあるほか、猿投山や各地の社寺林に自然林が残る。

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