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三河湾/鈴鹿/室生赤目青山/琵琶湖

三河湾国定公園

写真:渥美半島・恋路ヶ浜
[渥美半島・恋路ヶ浜]

三河湾を囲む渥美・知多両半島と湾内の海岸や島嶼(とうしょ)を主に、蒲郡市後背の丘陵などを加えた公園である。渥美半島の太平洋岸には海食崖が発達し、その下に狭い砂浜が一直線に続く。内湾側は変化が多く、砂浜が発達し、海水浴場にもなっている。

半島先端の伊良湖(いらご)岬は、秋にサシバを主力とするタカ類の大規模な渡りが見られることや、藤村の「椰子(やし)の実」で有名である。また、古来、景勝地としても知られ、万葉集に柿本人麻呂の「潮騒に伊良虞の島辺漕ぐ船に~」の歌があるほか、西行や芭蕉も杖を曳いている。岬の太平洋側に恋路ヶ浜が広がり、東端には日出(ひい)の石門(せきもん)がある。

知多半島南西部には、内海(うつみ)海水浴場がある。湾口には佐久島や日間賀(ひまか)島など島嶼が多い。

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鈴鹿国定公園

写真:御在所山
[御在所山]

滋賀・三重県境を南北に走る鈴鹿山脈の主要部である、御在所(ございしょ)山(1,212m)を主峰とする1,000m前後の山並みで、斜面は非対称であり、東の三重県側は急崖だが、西の滋賀県側はゆるやかである。石灰岩のある北部の藤原岳(1,140m)などには、カルスト地形や鍾乳洞もある。

本州が狭くくびれた位置に近いこの公園は植生の変化に富み、寒暖両系の種類が見られる。このうち、御在所山はシロヤシオやサラサドウダンなどツツジ類が多く、また、藤原岳や御池岳(おいけがだけ)(1,247m)の落葉広葉樹林内には、セツブンソウ、ニリンソウ、カタクリなど春植物の群落があって、春浅い時期の林床を明るく彩る。


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室生赤目青山国定公園

写真:赤目四十八滝
[赤目四十八滝]

三重・奈良県境に延びる山地で、室生火山群、布引(ぬのびき)山地、高見山地などを含む。大洞山、倶留尊(くろそ)山など1,000m前後の山々が並ぶ室生火山群は、各所に溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)の柱状節理(ちゅうじょうせつり)がよく現れており、断崖の続く屏風岩、兜岳や香落渓(こおちだに)に著しい。

滝や淵が連続する赤目四十八滝は、古くから修験道の場としても知られる。布引山地は、隆起準平原の青山高原に代表されるなだらかな台地である。

生物相は、植生に2次林が多いとはいえ多彩で、特にオオサンショウウオはこの地域が全国屈指の生息地とされる。一帯は古くから文化の開けた地域であるだけに、天平時代の五重塔を持つ室生寺や北畠神社をはじめ、人文景観にも見るべきものが多い。

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琵琶湖国定公園

写真:琵琶湖
[琵琶湖]

琵琶湖には、国定公園指定後に再選定された近江八景をはじめ、景勝地が多い。小舟が浮かぶ静かな水面は、岸辺に茂るアシ原や狭い水路を経て、調和を破ることなく後背の田園につながる。自然と人文が長い歳月をかけて融合した風景が広がっている。魚たちでさえ、水路や水田を産卵の場や稚魚の揺りかごとして利用している。周辺の山地も湖から流れ出る瀬田川も、延暦寺(えんりゃくじ)、石山寺、平等院など古い歴史と豊かな文化をいだき、今に伝えている。

また、琵琶湖自体も地史的に起源の古い湖であるため、魚類をはじめ生息する生物の種類がきわめて豊かで、多くの固有種を持つ。

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