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スタッフブログ:浄土平・吾妻山

2017年6月(11件)

コバイケイソウの近況

自然紹介 / 2017.06.25


[H29.06.24 栂平(つがだいら)]

平年より9日遅く、6月21日に梅雨入り。

すっきりしない空模様となっていますが、梅雨の時期は開花する高山植物の種類、数が多いので、この時期の登山を楽しみにしている方もいらっしゃるようです。
実際、雨天ばかりではないですし、暑過ぎず寒過ぎず 快適に歩ける日が多いのです。

浄土平周辺には湿原が点在していますが、兎平駐車場から徒歩20分ほどの栂平には コバイケイソウ(小梅蕙草、ユリ科の多年草)の大群落が見られます。


[鳥子平(とりこだいら)のコバイケイソウ]

栂平のほか鳥子平、景場平、鎌沼周辺などにも生育していますが、スタッフが近況を確認したところ、今年はどうやら開花数の多いシーズンではないようです。
ご覧のように、花芽は少ないようです。

コバイケイソウは背が高く、大型の花を咲かせるため、ある程度栄養を蓄える期間を必要とします。 葉は毎年見られますが花芽を毎年つけるわけではなく、花は数年に一度、そして大群落全体が一斉に開花するような周期は10年に一度くらいではないでしょうか。

周期はその土地によっても違うため事前の開花予想はむずかしいのですが、とくに栂平は密生しているので開花時にはその眺めと、むせかえるような芳香に圧倒されんばかりです。



[H29.06.25 開花間近のコバイケイソウ]

それでも、まったく花が見られないというわけではないので、登山散策の際は ほかの花々とともに鑑賞してみてください。

現在、咲き始め。
7月中旬くらいまで楽しめると思います。


(参考) 2013年7月6日の記事:コバイケイソウ、満開
http://www.bes.or.jp/joudo/blog/detail.html?id=5414