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スタッフブログ:浄土平・吾妻山

惑星の動き

自然紹介 / 2018.08.04


[さそり座付近、中央が1等星アンタレス]

15年ぶりの火星大接近が話題のこのごろ。

最接近は7月31日でしたが、すぐに遠ざかってしまうわけではないので、まだ8月中は見ごろが続きます。
日没後の南東の空にある -2.7等級の明るい赤い星なので、すぐに火星と分かります。
さそり座の1等星アンタレスは火星と赤さを競っていると言われる、さそりの心臓部にある星です。


ぜひこの機会にお近くの公開天文台など、大きな望遠鏡で観察してみてください。
火星は現在、星座としては、やぎ座と いて座の中間あたりにあります。


星空観察の好適地である浄土平など夜空の暗い地域では、夏の天の川がくっきりと見えます。
いて座の方向が天の川の中心部で、いちばん濃く見えるあたりですが、今年はここに土星がいます。

いて座には、北の空の「北斗七星」に対して、南の空にあるので「南斗六星」と呼ばれる星の並びがあります。


[火星と土星がいる天の川付近 (H30.7/13)]

火星、木星、土星などの太陽系ファミリーを「惑星」と呼びますが、これは星座を形づくる、位置を変えない「恒星」に対して、その間を移動して見えるためです。
数日ごとに、あるいはもっと日数を置いて観察すると、星座の中で位置を変えていることに気付くのではないでしょうか。

この動きは、順行、逆行、留など、地球との位置関係によって行ったり来たり留まったり、と興味深いものです。


最近の土星の位置の変化を、南斗六星との位置関係で見てみました。


[南斗六星と、土星 (H30.8/3)]

7月13日に撮影した上の写真では、南斗六星のひしゃくの柄の部分を結ぶ線上にいますが、8月3日には少し右にバックしていることが分かります。

また、年単位でも黄道12星座のなかを進んでいくので、惑星の公転(太陽のまわりを回ること)についても知ることができます。

土星の輪、火星、木星の模様など望遠鏡で拡大して見なければ分からないことも多いですが、星空には肉眼で楽しめることも多く、夏休みの自由研究のテーマとしても、とても良いと思います。


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「2018星と自然の浄土平まつり」期間中、浄土平天文台では夜間開館を週3日、水・金・土曜日の20時~22時に行なっています。
http://www14.plala.or.jp/jao/

悪天候時は中止です。 混雑している場合には、順番にご案内しますのでお待ちいただくようになりますがご了承ください。