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スタッフブログ:浄土平・吾妻山

登山用ストックご利用の際の注意点

お知らせ / 2013.11.03


[石突きにはカバーを!]

登山、トレッキングの際の装備としてストックを利用される方が多くなっています。
上り下りで足腰にかかる負担がストックの使用により分散され、疲労が少なくて済むということで近年急速に広まったように思われますが、登山道保護の観点から、使用方法に注意していただきたいことがあります。

登山用ストックには先端にゴムカバーがついています。
カバーのない状態でご使用になりますと、石突きの先端を登山道に突き刺しながら歩くことになり、地面に穴があき、降雨時にその穴から浸食が広がって登山道や周囲の植生が破壊される原因となります。

登山道で地面にストックを突き刺した穴があいているのをよく見かけます。
スキー用ストックを登山用にされている方を見かけますが、先端がとがったものは雪上では効果的ですが、グリーンシーズン(無雪期)の登山には不向きです。

登山用のストックをご使用いただき、ゴムカバーを付けて、登山道への負荷をできるだけ与えないご配慮をお願いします。



[登山道に落ちていた靴底・・・]

ストックの件は、自然への負荷を与えてしまう例ですが、
登山者本人は気にしていなくても、知らず知らず周囲に迷惑をかけてしまっている(かもしれない)例として、不必要なクマ除け鈴の使用 もよく話題になります。
山以外で、また登山者がたいへん多い場所(通常そういう場所ではクマ出没の心配がない)にもかかわらず、甲高い鈴の音を過剰に鳴らして歩くのは避けたいものです。

また、話は変わりますが、登山道で靴底だけの落とし物を見かけたことはありませんか?
これはミッドソールまたは接着剤として「ポリウレタン」を使用した登山靴の場合、経年劣化により、突然ミッドソール部分が崩壊し、靴底が剥がれてしまったものと思われます。 最悪の場合、その場で登山不能となってしまいます。

通常、新品~1、2年では発生しないようですが、購入後 数年たった登山靴(使用していなくても)では起こりうる事故なので、登山前には必ず各部の状態を確認するようにしましょう。 また、万一登山中に靴底が剥がれてしまった場合に備え、ガムテープ、細引き(細いロープ)等を携行しておけば、とりあえず補強して下山まで歩くことができます。

自分に馴染んだ登山用具を大切に、長く使うことは良いことだと思うのですが、素材等の特性も理解して、適切に使っていくことが必要なようです。

・・・以上、浄土平周辺の登山道パトロールで気付いた点、気になった点をいくつか記してみました。