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スタッフブログ:登別温泉

大正地獄の湯泥再噴出から1年が経ちました。

活動報告 / 2017.11.05


[大量の湯泥噴出後に湯面大幅低下の大正地獄(11月3日16時)]

 日々の湧出量1万㌧&9種類もの泉質を誇る登別温泉は、常時観測対象の活火山・倶多楽からの贈りものといわれています。
 大きな意味での火山観測では、噴火警戒レベル1・静穏に推移ーですが、至るところで噴煙、噴湯が見られ、とりわけ激しい熱水活動を続けるのが、大正地獄と大湯沼駐車場付近(この7月頃から、絶え間なく湯泥がザブザブ、噴煙茫々..)です。
 中でも、巨大な間欠泉の一つとされる大正地獄は、丁度1年前の11月5日深夜に、5年半もの沈黙を破って以降、突発的に高々と湯泥を噴き上げて溢れ出すことを繰り返しており、その都度、大湯沼川下流にある天然足湯が高温の湯泥でとても危険な状態となります。
 このため、北海道大学と気象台による監視カメラや湯温計などで24時間体制の観測が行われており、経験値から地震計の毎秒揺れ速度データが「30mkine」(1カイン=1㎝/S)を超えると、昼夜を問わず通報が入る体制を敷いており、現場に急行して立入規制などの措置を講じます。~倶多楽月例情報交換会でも関係機関が情報共有~
 蛇足ながら、湯泥の流出は数時間で収束に向かい、束の間、湯釜の湯面が7~8mほども低下し、再び徐々に上昇、満水状態から微量の流出が続いた後、突如ドカーンと湯泥を噴出するパターンが繰り返されています。
 この1年間に、かれこれ15回ほど発生し、時には早朝4時とか、深夜1時前後の出動もありますが、全てはお客様の安全・安心のため、気の抜けない緊張の日々です。


[深夜の天然足湯.立入規制も早朝には解除へ(11月3日6時半)]


[大湯沼駐車場脇・写真左下で活発な熱水活動(11月5日撮影)]