真夏のような暑さの中、大山の桝水高原で旅する蝶「アサギマダラ」の観察会を開催しました。アサギマダラは気温の上昇とともに南から移動してくる蝶で、今年の大山は5月11日に到達が確認されました。全国で移動ルートの調査を行っており、今回のイベントは移動調査も兼ねています。
参加者は子供を含めた9名。天空リフトで桝水高原展望台まで上がり、アサギマダラが集まる森の小径を下りながらアサギマダラを捕獲し、決められた方法でマーキングをしました。
今回捕獲されたアサギマダラはオスが11頭。メスが2頭の計13頭です。
マーキングしたアサギマダラは旅の無事を祈ってすぐに放されました。
標高800メートルを超える桝水高原でも気温は27度!アサギマダラは高温が苦手で25度を超えると高い場所や北に移動してしまう蝶なので、そんなに多くは舞っていませんでした。
それでも参加者はアサギマダラが捕獲出来て満足されていました。
アサギマダラは体に毒をため込んでいるため、鳥に捕食されることはあまりありませんが、翅にくちばしの痕が残る個体もいました。
マーキングしたデータはアサギマダラの会に報告し、再捕獲された場合に確認できるようになっています。
今回マーキングされたアサギマダラはどこへ旅するのでしょうか?
再捕獲情報があれば、この大山事業地のHPで報告いたします。
自然公園財団大山事業地のアサギマダラ観察会(大山北壁)は6月15日にも開催が予定されています。※雨天中止
興味のある方はご連絡ください。