イベント自然紹介 2022/04/05

豪雪に耐えた大山唯一の観音菩薩石像 


大神山神社奥宮(かつての大智明権現社=旧大山寺本堂)と霊峰大山

4月16日に開催する自然ふれあいイベントの下見をしました。


大山寺唯一の観音菩薩石像

暖かい日差しの下で、森の中に十一面観音菩薩が静かにたたずんでおられました。
この観音菩薩は、かつて小山の観音と呼ばれた霊像権現のお堂があった寂静山にあります。
大山は地蔵菩薩が垂迹した大智明権現と呼ばれる神様を祀る神仏混交のお山で、
地蔵菩薩の石像=お地蔵様はそこかしこにありますが、観音菩薩石像はこの一体だけです。
4月16日のイベントの目的の一つが、この十一面観音菩薩をお参りすること。
この観音菩薩石像は一般の方がお参りするには難しい場所にあり、
姿かたちも普通の観音菩薩とは違っています。
また、いつ誰が安置したかもわかりません。


忘れられた古い参道を歩く

周辺には40以上の僧房がありましたが、江戸時代にはすべてなくなってしまい、
寺院の中心であった霊像権現のお堂の場所もはっきりしません。
16日のイベントは、観音菩薩が垂迹した霊像権現のお堂も場所も探ります。
まだまだ参加者を募集中です。
雪の残る大山の森を観音菩薩に会いに一緒に歩きましょう。

詳しくは、「2022年度 鳥取支部大山事業地イベント情報」をご覧ください。


キクザキイチゲはもうすぐ開花


金門(かつての参道御門)から島根半島や弓ヶ浜、日本海がくっきり見えました

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