奥大山、鏡ヶ成湿原で自然再生のための草原山焼き作業を行いました。
環境省や鳥取大学、県や町、民間の山岳会などから40名近い人々が参加し、昨年秋に刈り倒した萱などに注意深く火をつけました。
この活動は草原化が進む鏡ヶ成で、貴重な高地湿原の植生復元を目的に、堰の設置や灌木抜き取り作業などと合わせて2018年から行われています。
将来的には絶滅が危惧されている蝶の一種であるウスイロヒョウモンモドキの再導入も視野に入れています。
前日にかなりの降水があり、山焼き作業実施が危惧されましたが、当日は素晴らしい晴天に恵まれ、予定より早く作業を終えました。
当日は鏡ヶ成の山開き祭もあり、多くの観光客が擬宝珠山のカタクリや春の花々を愛でつつ山歩きを楽しんでいました。
擬宝珠山尾根のカタクリ群落は今が見ごろ、擬宝珠山ふもとのサンカヨウ群落は連休頃まで花が楽しめそうです。