日本山岳ガイド協会の久保ガイドより登山道の情報を頂きました。
4月12日(金)現在の大山夏山登山道の最新情報をお知らせします。
(画像及び情報は佐々木ガイドよりの提供です)
午前10時の大山寺の天候 晴れ 気温7℃ 無風
お昼12時の山頂の天候 晴れ時々曇 気温0℃ 微風
今の時期の登山で一番気になることは「アイゼンは?」という
質問です。
結論から先に書きますと12本爪が必要になる日があります。
基本はキックステップが確実に出来れば、さほど使用する場面は
ないと思われますが、気温が低い日は下りで滑りますので、
その時に使用すれば安心です。
軽アイゼン(4本爪とか6本爪)は傾斜の緩い雪渓などを歩く時に
使用するもので急傾斜の山で使用するものではありません。
安いからとかショップで勧められたからという理由で大山登山には
使わないでください。
従って12本爪のアイゼンを保険の意味でお持ちください。
ただこれからの天気次第で、雪解けがかなり進むようであれば
必要でなくなる日も近いと思います。
登山口から3合目付近までは登山道の積雪もほとんど無くなりました。
3合目を過ぎてからの急傾斜にかかる部分で圧雪が出てきますが、
5合目前後ではいったん短い距離ですが無くなります。
草鳴社ケルン付近も少なくなっていますが、アイゼンを履いて
雪のない岩場とかを歩くと引っ掛けて転倒する恐れがあります。
特に下山時はご注意ください。
今年の冬は雪が異常に少なかったといえども山の中ではまだ
降雪があると思われます。
天気予報の気温と寒気団の流れに注意して装備も準備してください。
ちなみに9日から10日にかけては1合目から上では降雪がみられました。
しかし厳冬期ほどの吹雪ではないですし、気温が高めなので装備さえ
しっかりしていれば雪山に挑戦してみたい方にはお勧めだと思います。
服装での注意点ですが、薄着でスタートが基本ですが、どうしても
アウターなど多めに着てスタートしてしまいます。
そして途中で脱ぐことになりますが、これを腰に巻いたりしないでください。
潅木に引っ掛けて転倒する恐れがあります。
必ずザックの中に入れてください。