25日、江府町鏡ヶ成で休暇村奥大山が主催する山開きが行われました。
参加者は70名ほど。
自然公園財団鳥取支部は、山開きで登山する擬宝珠山のカタクリ群生地の保全等に協力しており、開会式では支部を代表して堀田所長があいさつしました。
ブナは、奥大山で一番早く葉を展開します。新緑が鮮やかで遠くからでもよくわかります。
霧のため開花はしていませんでした。カタクリは光ではなく湿度で開花するようです。
途中でさまざまな花を見ることができまた。一部を紹介します。
タムシバはコブシそっくりな花を咲かせます。見分け方は花の下に一枚の葉があるかどうか。あればコブシです。タムシバはコブシより標高の高いところでよく見られます。
草のように見えますが皮のような丈夫な葉をつける木本植物です。早春に咲く小さなかわいらしい花は、初夏には緑色の小さな実となります。味も食感も梨そのもの。北方系の植物で大山が生育の南限です。
雪解けからすぐに蓮のような葉を2枚展開し、その片方に可憐な白い花をつけるサンカヨウ。深山でないとみられないこの植物が、鏡ヶ成ではあちこちに群落が見られます。カタクリとともにこの花を目的に鏡ヶ成に来られる方も多いです。