活動報告 2019/05/30

閉鎖中の浄土平施設点検


浄土平ビジターセンターと一切経山 (R1.5/30)

吾妻山(一切経山)の噴火警戒レベル2(火口周辺規制)のため、閉鎖が続いている磐梯吾妻スカイライン・浄土平ですが、福島市危機管理室の許可・同行をいただいて、浄土平の各施設 数名ずつで施設点検等に行きました。

例年、4月の再開時にはビジターセンター正面には 屋根まで雪の吹き溜まりができ、湿原や駐車場も一面の雪に埋もれていますが、まったく除雪作業を行なっていなくても、もう5月末ですので雪はすっかり無くなっていました。

約8ヶ月ぶりに建物内に入ることができ、施設の損傷、雪の浸入等がないか確認しましたが、とくに不具合等はないようで一安心でした。


浄土平ビジターセンター玄関

雪囲いの板を外し、窓を開けて館内に風通し。
電気、水道は通じていません。


吾妻小富士 登山口

車の往来等がなく周辺が静かなせいもあると思いますが、一切経山の噴気は 噴出音が大きく、
気象庁の観測で地熱が高くなっていることが確認されている左肩の稜線付近から、
今まで見られなかった噴気がはっきりと上がっていました。

風向きによっては火山ガスが浄土平方向へ流れてきたり、ガスが滞留して濃度が高まることもあり得ますので注意が必要です。


浄土平湿原 塩ノ川の橋付近の新緑

わずか1時間程度の限られた滞在時間でしたが、浄土平湿原を一周して木道等の点検と、植物の開花状況を足早に確認してきました。

標高1600mの浄土平周辺は爽やかな新緑の季節です。



浄土平湿原 奥の山は東吾妻山と蓬莱山


木道脇にワタスゲの穂

冬の積雪が少なかったせいか、ワタスゲの成長が例年より早めに進んでいるように思いました。
ワタスゲの数自体は、それほど多くないような。
6月には白い穂が見ごろとなりますが、閉鎖中では誰も見に来られませんね・・・ 残念です。

そのほか、ミツバオウレン、チングルマ、ミズバショウ、ミネザクラ、オオカメノキ、クロウスゴ、イワナシなどが開花していました。

屋外の施設や植物等にも、とくに目立った損傷等はなく問題ありません。

当面、吾妻山の火山活動の推移を見守るしかありませんが、
磐梯吾妻スカイライン・浄土平が再開できることになった際には迅速に対応できるよう
しっかり準備していきます。

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