7月21日(日)の午前中、比較的登山者の多い鎌沼の木道でクマが目撃されました。
吾妻山はもともとクマの生息地であり、鎌沼周辺でもクマの足跡やフンなどの痕跡、または遠くで姿を見た等の目撃情報は毎年ありますが、今回はクマを目撃して驚いた女性登山客が転倒し、足に怪我をされました。
複数の方がこのクマを目撃しており、クマに襲われた等の直接的な被害ではありませんが、この地域でクマに関わる事故の発生は、スタッフの知る限りではここ20年くらいの間では初めてです。
近年は街の中や、過去に例のなかった場所にクマが出没することも多くなっています。
登山はクマの生息地に私たちが足を踏み入れるわけですから、一層注意が必要です。
子熊の近くに、警戒心の強い母熊がいるかもしれません。
クマ除け鈴、ラジオなど音の出るものを携行してクマに人間の存在を知らせるなど、クマと遭遇しないよう十分注意して登山してください。
目撃情報やお気づきの点などありましたら、浄土平ビジターセンターまで情報提供お願いします。