浄土平から出発する登山者の大半が目指すのは 一切経山(いっさいきょうざん、標高1949m)です。
標高約1600mの浄土平より標高の高い場所ではすでに紅葉が見ごろとなっていますので、紅葉、黄葉を楽しみながら登山することができます。
行程の前半は、中腹から噴出する噴気を右手に見ながら登山します。
浄土平から酸ヶ平まで、40分ほど上りが続きます。
酸ヶ平までは鎌沼コースと共通ですので、紅葉の様子などは ↓こちらの記事 をご覧ください。
酸ヶ平分岐を過ぎると、滑りやすい急登になります。
振り返るとこのような絶景!
帰りはまたこの道を下ります。上りよりも事故等が発生しやすいので、とくに下りは慎重に歩いてください。
また、風向きによっては 酸ヶ平周辺に火山性ガスが流れてきて滞留する場合があります。
登山道は噴気孔から比較的近い位置を通っていますので火山活動にも留意してください。
稜線上に出ると樹木はほとんどなく、さえぎるもののないパノラマが広がります。
その分、気象条件によっては強風や濃霧で悪条件となることもあります。
悪条件の場合は無理をせず引き返すなど、無理のない登山をしてください。
浄土平を出発して、約1時間半。
広い山頂に到着したら、北側の斜面から火口湖・五色沼の絶景が待っています!
(濃霧など条件によっては見えない場合もあります)
磐梯吾妻スカイライン沿線などより標高が高いため、10月上旬~中旬ころには紅葉も終わりとなります。
例年、10月下旬には初雪の季節になりますので、秋の登山はお早めに。
日没も早くなっています。 早い時間帯に登山を開始してください。