自然公園財団 浄土平支部では毎年、雪解け後の登山道沿線に道迷いを防止するためのロープを設置する作業を実施しています。
今回は酸ヶ平避難小屋から一切経山山頂の区間のロープ張りを行いました。
これも浄土平駐車場の環境美化費(施設利用・環境整備協力費)があることによって実施できている活動の一つです。
登山道以外の場所に立ち入ると植生が踏みつけられて荒廃したり、火山性ガスが発生している場所など危険箇所に入り込んでしまう可能性もあるため、登山者の安全確保と同時に自然環境保全の目的もあります。
ロープ張りの前に、酸ヶ平公衆トイレの清掃と、破損していた窓枠の修理を実施。
今日は公園管理スタッフ4名で一日、山仕事となりました。
少人数のスタッフで毎日、いくつもの仕事をこなしています。
濃霧などで見通しが悪い日はルートが分かりづらくなります。
登山道沿いのロープを越えて入っていかないようにお願いします。
今年も“開眼”した五色沼の絶景がご褒美です。
山頂の標高は 1949m。
汗をかいて登ってきても強風でどんどん体温が奪われる天候の場合もあるので、服装で体温調節を工夫してください。
長く滞在していられない強風や寒さの場合もあります!
ロープ張り完了後は、鎌沼コースの点検を行いましたので、いくつか写真でご紹介します。
雪解け水で沼の水量が多い時期です。
木道はまだ雪の下です。
沼に近づき過ぎないよう、慎重に歩いてください。
今年もこの付近には南極のような(?)迫力の雪解け風景が見られます。
ここでも沼に近づき過ぎないよう注意してください。
鎌沼コースのルート上から残雪が完全に消えるのは例年、6月上旬〜中旬くらいです。