自然紹介 2022/08/08

吾妻山の火山活動状況


磐梯吾妻スカイラインから見る一切経山  R4.8/7

令和4年8月8日(月)10時10分 仙台管区気象台発表の火山観測情報をお知らせします。

<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 8月7日(日) 19時50分頃、わずかな傾斜変動を伴う火山性微動が発生しました。
今後の火山活動の推移に留意してください。

吾妻山では、7日 19時50分頃に火山性微動が発生しました。これまで観測した火山性微動に比べると、振幅は小さいものでしたが、継続時間は1時間39分(速報値)と最も長いものでした。火山性微動が観測されたのは、2022年3月28日以来です。
 火山性微動の発生の前後で火山性地震の増加はありませんでした。

 浄土平に設置している傾斜計では、火山性微動の発生に伴いわずかな大穴火口方向(西)上がりの変動がみられましたが、現在は火山性微動発生前の状態に概ね戻っています。
 監視カメラによる観測では、特段の異常は認められません。

 なお、吾妻山では、5月上旬頃から浄土平傾斜計で大穴火口方向(西)上がりの緩やかな変化が継続している等、火山活動がわずかに高まっている可能性がありますので、今後の火山活動の推移に留意してください。


浄土平天文台と一切経山の噴気

夏の登山シーズンの真っ只中です。

火山情報で「吾妻山」という場合、吾妻山は連峰の総称ですので、具体的な山名としては大穴火口から常時活発に噴気を上げている「一切経山」(いっさいきょうざん、標高1949m)を指します。

浄土平登山口から片道・約1時間半の登山で山頂に立つことができ、山頂から神秘的な絶景・五色沼(別名・魔女の瞳)を眺めることができることから、人気の登山コースですが、活動的な活火山であることを忘れないでください。


浄土平ビジターセンターと一切経山

現状では、すぐに噴火警戒レベルを引き上げる状況ではない、とのことですが、
大穴火口から浄土平ビジターセンターは 直線距離でわずか750mほど。
ジェット機のような噴気の噴出音も間近に聞こえますし、火薬が焼けたような火山性ガスの臭いを強く感じることもあります。

常時観測対象となっている火山ですが、訪れる際は、もしかしたら・・・と警戒心を持って、
気象庁のホームページで最新情報を確認するなど、安全な登山や観光のために留意してください。


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