
噴火警戒レベル2が継続されている吾妻山(一切経山)の火山活動状況については、
気象庁ホームぺージに随時公開されていますのでご確認ください。
大穴火口付近の隆起・膨張を示す地殻変動が継続しています。
火山性地震は増減を繰り返しており、火山性微動も度々発生しています。
火山活動が高まった状態が続いていますので、しばらくは警戒が必要です。
磐梯吾妻スカイラインは全線通行止めが継続されています。
小規模な噴火が発生する可能性があるため、大穴火口から1.5kmの範囲は立入禁止です。

2018年9月15日に噴火警戒レベル2に引き上げられてから、来週で2ヶ月になります。
9/15~11/4の火山性地震発生回数(青色)のグラフに、火山性微動発生回数(オレンジ色)のグラフを重ねてみました。
火山性地震の回数は9月下旬~10月上旬ころに比べると少なくなっていますが、火山性微動が1日に複数回観測される日もあり、発生頻度が増しています。
噴火警戒レベル引き下げには、火山性微動がおおむね1ヶ月間発生しないなど、今年の夏以前のような落ち着いた状況になる必要があるようです。
例年、冬期閉鎖となる時期を迎えますが、今後も吾妻山の火山活動状況を注視したいと思います。
(参考)
2018.10.23スタッフブログ 吾妻山(一切経山)の火山活動
