自然紹介 2021/08/05

8月のお花たち(前半)

 8月に入りました。山の雪渓がだいぶ少なくなった代わりに、上部の方まで緑に覆われて「これぞ夏山!」といった山岳景観が広がっています。まさに盛夏となった上高地はお花たちも真っ盛りです。


イタドリ(白色)と穂高連峰


イタドリ(紅色)とセマダラコガネのカップル

 イタドリというと、花を愛でるより山菜として食べる方が……という方も少なくないかもしれません(笑)
 (※上高地での採取は禁止されています)
 わさわさと群生して咲いているので、その多さに流し見してしまうかもしれませんが、白や紅色のかわいらしい小花をぜひじっくり見てみてください。


ヤチトリカブト

 最初に発見されたのは上高地だという、この地に縁のあるお花です。
 トリカブトは言わずと知れた有毒植物ですが、濃い紫色の艶やかさに、避けるどころか目を引き込まれます。


メタカラコウ

 すっくとまっすぐ伸びて花を咲かせる姿はなかなかの存在感です。
 漢字で書くと「雌宝香」。「雄宝香(オタカラコウ)」という似た種もありますが、メタカラコウの方がすらっとしていて優しげな印象です。


クサボタン

 くるんと外巻きにカールした淡い紫色の花が特徴的です。
 しかし、名前の由来は葉がボタンの葉に似ることからだそうで、つい花の方に目がいく身としては、花を由来としないのはなんだか意外な感じがします。


オオハナウド

 真上から見るとレースのような美しさです。真白な花の一つひとつは形や大きさが不規則なのですが、不思議とまとまりがあって、自然の造形美を感じるお花です。


トモエシオガマ

 名前の通り、巴形がポイントのお花です。
 図鑑などを見ると濃いめのピンク色をしていますが、上高地では写真のような淡い色合いのものが多数を占めています。


オカトラノオ

 垂れ下がって咲く穂の様子が、虎の尾のようだからと名付けられたそうです。
 星形の小花を基部から先端に向けて咲かせていくので、開いた子、もう少しの子、つぼみの子と、咲くまでの過程を一度に観察できます。


ソバナ

 青紫色の鐘形のお花で、開けた場所よりは林内で見かけます。
 風に揺れれば軽やかに音を鳴らしそうな涼しげな佇まいは、暑さをふと忘れさせてくれます。

 上高地は都会と比べるともちろん涼しいのですが、標高が上がる分、太陽にも近くなります。熱中症や紫外線対策はしっかりとなさってください。
 また、この夏の時期は午後に夕立となることが多くあります。雨具の携行もお忘れなく。


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