自然紹介 2021/10/17

【10月15日付】上高地紅葉情報 -明神・徳沢編-

 朝から素晴らしい快晴となった10月15日、徳沢まで紅葉を見に散策してきたのでその様子をお伝えしたいと思います。


白樺荘前から見た穂高連峰

 日の出が遅くなり、まだ梓川には光が当たらない8時頃。明神に続く右岸道に陽が当たる頃合いを見計らって出発です。


岳沢湿原


レンゲツツジの冬芽

 岳沢湿原まで来ると太陽がさんさんと辺りを照らし、朝露がきらきらと輝いていました。
 6月中旬、湿原をオレンジの花で美しく飾るレンゲツツジはすっかり冬支度を済ませています。姿の移り変わりも植物を見るうえでの楽しみの一つです。


ハウチワカエデとシラカバ

 黄色が主体の上高地の紅葉ですが、明神に向かう右岸道は比較的カエデ類が多い道なので、赤や橙を楽しむことができます。


山をハルニレと共に


赤くなり始めたばかりのハウチワカエデ


幹のフレームがアクセントに


光を通した赤が美しいコハウチワカエデ


錦絵のような日本美を感じる彩り


イタヤカエデとコガラさん

 樹木によって紅葉の進み具合が違うので、様々な色味を楽しめます。鳥などの動物がいたら一緒に撮るとまた絵になります。


明神橋。その向こうに見える山の緑にぽつぽつと浮かぶ黄色がじんわりと美しい

 河童橋から明神橋までは通常片道1時間程度の道のりですが、着いたときにはたっぷり2時間経っていました。


カツラは落ちた葉の色と香りも楽しめる

 明神から徳沢の道は人も少なくなるので、静けさを感じながらゆっくりと歩きたい人におすすめです。
 カエデのような華やかな紅葉は少ないですが、カツラなどの黄葉が出迎えてくれます。


沢に降り積もるカツラ


水に揺蕩う落葉たち

 水辺も外せない紅葉スポットです。落ちてからも美しい色とりどりの葉は、水の流れやせせらぎとあいまって秋の風情を素敵に演出してくれます。


常念岳と大天井岳


紅葉の向こうに見える前穂高岳(一部)

 徳沢に近づくにつれ、見える山も変わってきますのでそちらもぜひお見逃しなく。


大きな葉が存在感たっぷりのトチノキ

 この樹木もグラデーションが美しい紅葉のひとつです。


徳沢キャンプ場


徳沢の紅葉の代表、カツラの大木

 11時半頃、徳沢キャンプ場に到着。
 楽しみにしていたカツラの大木は半分ほど落葉していました。盛りの頃はさぞかし綺麗だっただろうと思うと残念でしたが、葉が次から次へと舞い落ちるさまもまた味わい深いものがあります。


まだ青々としている樹木が多め

 意外だったのは、カツラ以外の木々はまだ青みが強かったことです。ハルニレやシラカバなどはまだこれからといった具合でした。

 上高地でも例年になく暖かい日が続いていましたが、今日(10/17)を境に冷え込んでいく予報です。恐らく紅葉の進み具合もここから早くなるのではと思います。
 上高地の紅葉の主役、カラマツの見頃も着々と近づいてきています。たった一日で色味が深まることもあるので目が離せません。様々な樹木、そして色の変化を楽しみながらその日を待ちたいと思います。

 バスターミナル近くのカラマツの様子は下記リンクよりどうぞ。

新着ブログをもっと読む