上高地は今、実りの季節真っ只中です。
特に目を引くのはコナシやナナカマドでしょうか。赤く熟した実は見るからに美味しそうな色をしています。人間の目にもそう映るのですから、鳥たちが見逃すはずもありません。ご馳走を目当てに、今朝はいろんな種類の鳥たちが集まっていました。
まず目についたのはエナガです。10羽ほどの大家族がぶわ~っと一本のコナシの木に群がり、お食事を開始。しかもおしゃべりしながらなので、その賑やかさといったら。どんな会話をしているのか…想像しながら見ていると、こちらまで楽しくなります。
次に見かけたのは、ヒガラ。こちらも5・6羽の一グループでした。ナナカマドの実をついばむことに夢中で、近寄っても逃げる素振りもありません。よっぽど美味しいのか、枝から枝へと移りながらいくつも実を口へと入れていました。
そんな団体さんが多い中、一羽だけでぽつんといたのはコサメビタキ。恐らく渡りの途中で立ち寄ったのでしょう。見たところ、まだ若い個体のようです。無事に目的地に着けるよう、ここでしっかり食べて、英気を養ってもらえたらと思います。
この他にも、コガラ、シジュウカラ、メボソムシクイなど、多くの鳥を見ることができました。
この時期にバードウォッチングするなら、赤い実をつけた木は要チェックですよ^^(注:鳥たちが好まない赤い実もあります)