前回の紅葉情報の続報です!
落葉樹の紅葉は次第に終盤に差し掛かりつつありますが、代わってカラマツの黄葉が見頃を迎えています。
山肌を見上げると、葉を落としたダケカンバの白い幹が目立つようになってきました。黄色く点在している樹木は多くはカラマツです。
上高地バスターミナルから、梓川上流の「小梨平」、そして下流の「中の瀬」にかけてカラマツ林が広がっています。
こちらはカラマツの黄葉を見ることができるおすすめのロケーションです。
霞沢岳や六百山との共演も素晴らしいこの場所は通称「大曲り」といわれています。
その名の通り、梓川が大きく弧を描き蛇行しており、穂高連峰を眺めるにも良いスポットです。
カラマツに陽がさしこむと、キラキラと輝いて見え、なんとも神々しい風景が広がります。
カラマツは日当たりがいい場所を好む樹木だけあり、陽の光が似合いますね。
上高地インフォメーションセンターの窓ガラスも一面カラマツの黄葉で彩られています。
さて、実は昨夜のうちに標高の高い山沿いで降雪がありまして・・・
このように再び穂高が雪化粧しました。
大正池に浮かんでいるものは浚渫船です。大正池に溜まっていく土砂を毎年この時期に取り除いています。
そして穂高だけでなく、焼岳もこの通り。
焼岳の裾野にはカラマツが多く自生しています。黄色のグラデーションが見事です。
そして秋は冬鳥の飛来の時期でもあります。
シベリアなどの大陸から渡ってきたアトリの群れが上高地に立ち寄っていました。
100羽以上の群れが、樹木の実をついばみながら移動していきます。
さて、カラマツの黄葉は少なくとも10月いっぱいは楽しめそうです。
鮮やかな黄色は次第に黄金色へと変化していきます。
上高地へお出かけのお客様は、ダウンジャケットなどの防寒着に加えて、手袋やズボン下など冬の小物もお忘れなく。
暖かい装いでお越しください。