自然紹介 2023/03/04

スノーシューで雪原の世界へ。

こんにちは。
先日、環境省の巡視(利用・施設状況確認)に同行しました。
自然の状態や、イレギュラーな事項がないか、月に一度このルートを巡視します。


この日は天気も良くポカポカ。春の気配が漂ってきました。


「ジェイ!ジェイ!」
森に入ると鳴き声が響きわたります。ミヤマカケスです。
かわいい外見からは想像できない鳴き声。
この印象的な鳴き声から、海外での呼び名は「ジェイ」
MLB球団ブルージェイズの鳥でございます。

海を眺めると、流氷が目に入ります。
ウトロ市街地に比べると密度は低いですが、それでも流氷があるだけで景色は一変。
残り僅かな流氷との日々。
いつまで見ることができるでしょうか。

エゾシカの足跡と共に森の中へ。
ここでは、エゾモモンガの食崑(トドマツの葉が雪の上に散らばっている)が見られるらしいのですが、今回はなかなか見当たらず。
リアルな食崑は見ることができませんでした。

知床世界遺産センターでは、この食崑の様子を展示しており、歩く前に見ておくと、森の中でも発見できるかもしれません!

最後は象鼻という岩が一望できるポイントへ。象の鼻のように見えることから、この名前がついています。


「知床」と一言で言っても、様々な場所、魅力があり、日々新たな発見が続きます。
雪解けシーズンはどの様な自然と出会えるでしょうか…

(伊治)

新着ブログをもっと読む